甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌する臓器です
甲状腺は、のどの下の方にある臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺ホルモンは、脳の発達に必要、成長を促す、エネルギー代謝に関係する、という3つの役割があります。
新生児期には、赤ちゃん全員が甲状腺ホルモンが不足していないかの検査を受けており、必要な場合には甲状腺ホルモン補充療法が開始されます。
また、バセドウ病などの甲状腺ホルモンが出過ぎる病気(脈が速い、イライラしている、食欲が急に出ている、食べているのに体重が全く増えない、眼球が出てきたように感じるなどの症状)や、橋本病などの甲状腺ホルモンが不足する病気(活気がない、食欲がない、皮膚が乾燥する、身長が伸びない、体重が増えるなどの症状)があります。
甲状腺ホルモン補充や、甲状腺の作用を抑えるお薬で治療をしていくと、症状がおさまります。
症状が当てはまる場合や、ご心配な場合は母子手帳や身長・体重の記録を持って、ご相談ください。