豊中市の小児科、アレルギー疾患、低身長相談・治療なら『吉田こどもクリニック』へ。小児科専門医が小児一般診療、思春期発来(早い・遅い)、甲状腺疾患、夜尿症(おねしょ)、起立性調節障害、予防接種、乳幼児健診などに対応いたします。

アレルギー疾患

アレルギー性鼻炎

代表的なものにスギ花粉による季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎があり、近年では、低年齢のお子さんから症状が見られるようになってきました。

症状が出る季節や血液検査などから原因を調べ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりに対して、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬などを処方いたします。症状が強い場合には、これらの処方だけでは対処が難しいことがあります。
原因がスギやダニの場合には、舌下免疫療法も有効です。

アレルギー性鼻炎

舌下免疫療法

スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎に対して根本的な体質改善をはかる治療法です。アレルギーの原因物質を少量から投与し、体をその物質に慣らして症状を和らげます。従来の薬のように症状を一時的に抑える治療とは異なり、アレルギーを体質から改善します。

5歳以上のお子さまでこの治療が可能です

  • 初回投与は医療機関内で行い、30分間待機していだきます。2日目からは自宅で服用します。その後1週間後に受診し、薬を増量します。その後は1ヶ月毎の受診となります。
  • 7~8割の方でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が改善するといわれています。完全に症状を抑えられなくても、その他に使用している抗アレルギー薬の減量に期待ができます。治療期間は3年以上(概ね3から5年推奨)で、効果は約8年前後(治療期間を含む)持続する、と言われています。
  • アレルギー性鼻炎(スギ、ダニ)がひどいお子さまで、治療をお考えの場合は、ご相談ください。アレルギーの原因がわからない場合やしばらく検査していない場合は血液検査で確認いたします。
  • ダニ舌下免疫療法は1年中いつでも治療開始できますが、スギは、飛散がおちつく6月~12月に治療を開始します。
    舌下免疫療法の治療は長期にわたりますが、薬を舌の下においてから飲み込むことを毎日続けていると、早い方で1年目から症状の改善が見られます。親子そろっての治療も可能ですので、どうぞご相談ください。

※ スギ花粉に対する舌下免疫療法は、全国的に導入薬の薬剤不足のため、新規導入がすぐにできない状況となっており、希望の患者様には待機していただいております(2024年1月)。
なお、維持期の薬剤は供給されており、治療中の方の定期処方は可能です。また、ダニアレルギーに対する舌下免疫療法については安定供給されており新規導入に問題はありません。

食物アレルギー

原因となる食物をとってから約2時間以内に蕁麻疹や咳、嘔吐などの症状が出ます。

食物アレルギーがどうして生じるのかは、まだ完全にはわかっていませんが、湿疹など、肌あれのある皮膚から原因となる食物が入りこみ免疫細胞と反応します(これを経皮感作といいます)。次に、その食物を口から摂取した時に、アレルギー症状が出てしまう、という機序がわかってきました。このため、赤ちゃんは、湿疹など肌荒れのないスベスベの皮膚を保ち、月齢に応じた食物を進めていくことが大切です。

診断は、症状が出た時にどんな食物を摂取したかを詳しく聞き、血液検査や皮膚試験を行います。とても強いアレルギー反応が出たような場合には、いったんその食物をとらないように除去することがありますが、食物経口負荷試験で食べられる量を見極め、食べられる量はしっかり食べていくようにしていきます。(ガイドラインに従い、連携病院での食物経口負荷試験が望ましい場合はご紹介させていただきます。)

複数の臓器に重度のアレルギー反応が起きる場合などをアナフィラキシーといいます。アナフィラキシーを発症したことがある場合には、エピペンというお薬を常備するようにします。当院でエピペンの処方が可能ですのでご相談ください。

食物アレルギー

気管支喘息

気管支喘息は、気道に慢性の炎症があり、さまざまな刺激に敏感になり、その結果、空気の通り道が狭くなり、症状をきたす病気です。

診察時に、特有の喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューなど)や呼吸困難を認めます。

発作が起きている時には抗アレルギー薬、気管支拡張薬、吸入などを行います。発作がおさまった後は、発作を起こさないように予防する治療が大切です。抗アレルギー薬や吸入ステロイド薬を使った治療を継続します。ガイドラインに基づき、症状に合わせて、増量や減量をしていきます。

気管支喘息

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、よくなったり悪くなったりを繰り返す痒みを伴った湿疹のことです。

治療は、悪化因子の除去、スキンケア、薬物療法が3本柱です。皮膚の炎症が強い時に使用する薬物には、ステロイド外用薬(塗り薬)、タクロリムス軟膏(塗り薬)、JAK阻害薬(塗り薬)などがあります。炎症がおさまった後は、再燃を繰り返さないように、スキンケアに加え、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏などを週に数日塗るプロアクティブ療法(ひどくなった時だけステロイド薬を塗るという方法ではなく、よい状態を保つために週に数日は治療薬を塗ることを続ける方法)が推奨されています。

アトピー性皮膚炎
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