豊中市の小児科、アレルギー疾患、低身長相談・治療なら『吉田こどもクリニック』へ。小児科専門医が小児一般診療、思春期発来(早い・遅い)、甲状腺疾患、夜尿症(おねしょ)、起立性調節障害、予防接種、乳幼児健診などに対応いたします。

思春期発来(早い・遅い)の
相談、検査、治療

思春期早発症

思春期の兆候が年齢に比べて早く来る場合、思春期早発症といいます。

思春期早発症では、周りのお子さんよりも早く思春期の変化(女児では胸が大きくなってきた、男児では精巣などの発育が起こる)が生じます。周りとの違いにより、ストレスを受ける可能性があります。また、身長の伸びが急に進むので、一時的に周りよりも身長が高くなりますが、骨の成熟も進むのでその後の成長がゆるやかになり、最終的に低身長になることがあります。

思春期

思春期が早い、と考える時の一般的な目安は、以下になります。

女児

  1. 7歳6ヶ月未満で乳房発育
  2. 8歳未満で陰毛発生、腋毛発生
  3. 10歳6ヶ月未満で生理

男児

  1. 9歳未満で精巣、陰茎の変化
  2. 10歳未満で陰毛発生
  3. 11歳未満で腋毛、ひげ、変声

思っていたよりも思春期が早く来て心配・・・

思っていたよりも思春期が早く来て心配だ、という時は、これまでの身長・体重の記録を持参して、ご相談ください。

  • 思春期がどの程度進んでいるか診察します
  • これまでの身長・体重の記録をもとに成長曲線(男子、女子)を作成します。

この結果、検査を進めた方が良い場合には、血液検査、手のレントゲンを撮影、お薬を用いた精密検査などします。精密検査の結果から、頭部MRIを撮影することもあります。

思春期早発症と考えられた場合でも、全てのお子さんが治療をしないといけないわけではありません。 周りとの違いによるストレスや、最終的な身長がかなり低くなることが予想されるような場合には、治療で改善が期待できる場合がありますので、治療について相談・検討します。 一方、周りと多少違うことも気にならず、最終的な身長も気にならない、それほど最終身長が低くはならないと予想される、などの場合には、治療はせずに経過をみまもります。 どちらの場合も、お子さま、ご家族様と相談して治療方針を決めていきます。

思春期遅発症

おおよそ、男児で14歳までに精巣の増大がない場合、女児で13歳までに胸の膨らみがない場合、思春期遅発と考えます。

このあたりの年齢になっても体の変化が全くない場合にはこれまでの身長・体重の記録を持参してご相談ください。診察、検査の結果、治療が必要な場合もあれば、治療を行わなくても自然に思春期がおとずれる場合もあります。 (なお、男児で、同性の医師の診察を希望される場合は、ご紹介させていただきます。)

思春期遅発症
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